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高松市多肥駅開業でどう変わる?2026年土地価格の推移と購入判断のポイント

不動産コラム

川田 直紀

筆者 川田 直紀

不動産キャリア2年

高松市で不動産の仕事をしています。祖父の代から続く会社を受け継ぎ、売却や相続、土地の相談などを一貫して対応しています。誠実さとスピードを大切にしながら、お客様の不安や疑問に丁寧に向き合うことを心がけています。地元の暮らしに役立つ不動産情報をわかりやすくお届けします。

マイホーム用の土地を探していると、数年先のまちの変化が気になる方も多いのではないでしょうか。
とくに多肥エリアでは、2026年度に開業予定の多肥駅や周辺の再開発が進み、今後の土地価格の推移が気になるという声が増えています。
ただ、ニュースや統計データを見ても、自分の予算やライフプランに当てはめて判断するのは簡単ではありません。
そこで本記事では、高松市の公表データや不動産取引価格情報などを踏まえながら、多肥エリアの土地価格相場と今後の見通しを、できるだけ分かりやすく整理します。
あわせて、多肥駅開業を見据えてマイホーム用の土地を検討する際のチェックポイントも解説しますので、購入タイミングやエリア選びの参考にしてみてください。

多肥駅開業と高松市多肥エリアの特徴

多肥駅は、高松琴平電気鉄道琴平線の太田駅と仏生山駅の間に新設される予定の駅で、高松市多肥上町付近に整備が進められています。
鉄道事業者の発表によると、駅名は「多肥駅」に決定しており、2026年度中の開業を目指して工事が進行中です。
琴平線は高松市中心部と南部郊外を結ぶ主要な通勤通学路線であり、多肥駅はその中間に位置することで周辺住宅地のアクセス向上に寄与するとされています。
また、複線化区間の延伸と合わせて整備されることで、将来的な列車本数や定時性の面でも利便性向上が期待されています。

多肥上町や多肥下町周辺は、戸建て住宅を中心とした落ち着いた住宅街が広がり、比較的ゆとりある区画と静かな住環境が特徴です。
市の都市計画や地区計画では、周辺環境と調和した戸建て住宅地の形成が図られており、良好な田園景観と生活利便性の両立が重視されています。
周辺には日常の買い物に利用できる商業施設や、医療・福祉施設、教育施設などが集積しており、車だけでなく公共交通と組み合わせた生活もしやすい環境です。
こうした住宅地としての落ち着きと生活利便施設の近さが、子育て世帯を中心に支持されている要因になっています。

高松市中心部から多肥エリアまでは、自動車や路線バスに加えて琴平線を利用することで、通勤通学の選択肢が増える立地です。
新駅が開業すると、最寄り駅までの徒歩や自転車と電車を組み合わせた通勤通学がしやすくなり、交通事情の変化にも柔軟に対応しやすくなります。
また、中心部までの時間距離が大きく変わらない一方で、比較的ゆとりある区画の住宅地を確保しやすいことから、仕事や学校は中心部、生活の拠点は多肥エリアといった暮らし方に適した場所といえます。
将来の交通網整備や都市計画の方向性も踏まえると、通勤通学利便性と住環境のバランスを重視する方にとって、マイホームの立地として検討しやすいエリアになりつつあります。

項目 多肥駅周辺の特徴 マイホーム立地としてのポイント
交通アクセス 琴平線新駅利用の通勤通学 電車と自動車併用の通勤利便
住宅環境 戸建て中心の落ち着いた住宅街 静かな環境とゆとりある区画
生活利便性 商業施設や医療福祉施設が身近 日常生活と子育てのしやすさ

2026年時点の高松市・多肥エリアの土地価格相場

まず、高松市全体の地価水準を把握しておくことが大切です。
国土交通省の地価公示や都道府県地価調査を集計した統計によると、2026年時点の高松市の住宅地の公示地価平均はおおむね1m²あたり約6万円台前半で、ここ数年は緩やかな上昇傾向が続いています。
特に中心部や交通利便性が高い地域で上昇がやや目立つ一方、全体としては急激な値上がりというより、ゆるやかな右肩上がりと整理できます。
そのため、多肥エリアの土地を検討する際も、この市全体の水準と傾向を踏まえたうえで、個別の価格を見ていくことが重要です。

次に、多肥上町・多肥下町の住宅地の価格水準を見てみます。
公示地価の具体的な地点では、多肥上町の住宅地で2026年時点の公示地価がおおむね1m²あたり6万円台前半から6万円台半ば、坪単価にすると約20万円前後という水準の地点が見られます。
高松市内の中では、市中心部の商業地などと比べると単価は抑えめですが、郊外住宅地としては比較的しっかりした価格帯に位置しているといえます。
このため、利便性と価格のバランスを重視してマイホーム用地を探す方にとって、現実的な選択肢になりやすいエリアと考えられます。

同じ多肥エリア内でも、個々の土地の条件によって価格には違いが生じます。
たとえば駅からの徒歩分数が短い区画や、前面道路の幅員が広く車の出入りがしやすい土地は、一般的に需要が高く、単価が高めになりやすい傾向があります。
また、用途地域や建ぺい率・容積率などの都市計画上の条件によっても、建てられる建物のボリュームが変わるため、同じ多肥エリアでも価格差が生まれます。
こうした条件を一つひとつ確認しながら、希望する住まい方に合った価格帯の土地を検討していくことが大切です。

項目 高松市全体の傾向 多肥エリアの傾向
2026年住宅地水準 1m²あたり約6万円台前半 1m²あたり約6万円台前半〜半ば
市内他エリアとの比較 中心部は単価高め 郊外としてはやや高め水準
価格差の主な要因 中心部への距離・用途地域 駅距離・道路幅員・用途地域

多肥駅開業前後の土地価格推移と今後の見通し

高松市の地価は、2008年前後の金融危機の影響で一時下落したものの、その後は全国的な景気の持ち直しと低金利の継続を背景に、緩やかな回復局面をたどってきました。
高松市全体では、国土交通省の地価公示・都道府県地価調査において、2010年代後半から商業地・住宅地ともに小幅な上昇または横ばいが続いています。
新型コロナウイルス感染症が拡大した2020年前後には一部で弱含みの動きも見られましたが、その後は住宅需要の底堅さもあり、直近まで総じて横ばいから緩やかな上昇傾向となっています。
多肥エリアも、こうした高松市全体の流れの中で、下落局面から持ち直しを経て、現在は安定的な推移にあると整理できます。

多肥エリアでは、国や県の地価調査結果に加えて、土地価格統計サイトの集計でも、2007年以降の住宅地価格が一時的な下落をはさみながらも、中長期的にはおおむね横ばいから緩やかな上昇に転じていることが確認できます。
特に2010年代後半以降は、高松市南部の幹線道路沿いで商業施設や公共施設の立地が進み、居住地としての人気も高まりました。
その結果、多肥エリアの住宅地は、市内平均と比べて下落幅が限定的で、コロナ期以降も一定の需要に支えられた価格水準を維持しています。
このように、過去約20年を振り返ると、多肥エリアは急激な値上がりではなく、生活利便性の向上に合わせてじわりと評価が高まってきた地域といえます。

こうした中で、ことでん琴平線の多肥駅は、太田駅と仏生山駅の間の新駅として整備が進められ、事業者の資料や報道によれば、当初の計画である2026年度中の開業目標に続き、その後の発表で2027年2月20日の開業予定とされています。
鉄道駅の新設と周辺の再開発、高松市が進める立地適正化計画による公共交通沿線への居住誘導は、中長期的に見ると地価を下支えしやすい要因です。
ただし、短期的には急激な地価上昇ではなく、需要と供給のバランスを踏まえた緩やかな変化にとどまる可能性が高いと考えられます。
したがって、多肥エリアの土地を検討する際には、駅開業前後のニュースだけでなく、過去の推移や都市計画の方向性も踏まえて判断することが大切です。

時期区分 高松市全体の傾向 多肥エリアの特徴
2008年前後 金融危機影響の地価下落 市内平均と同程度の調整
2010年代後半 小幅上昇から横ばい基調 生活利便性向上で需要増
コロナ期以降 一部弱含み後の持ち直し 住宅需要に支えられ安定
多肥駅開業前後 公共交通沿線の注目度上昇 駅新設効果で中長期底上げ

多肥エリアでマイホーム用土地を検討する際のチェックポイント

多肥エリアでマイホーム用の土地を検討する際は、まず日々の通勤や通学に直結する多肥駅までの徒歩分数を確認することが重要です。
加えて、希望する小学校・中学校の通学区域に含まれているかどうか、公立・私立を問わず通学経路の安全性も見ておきたいところです。
さらに、前面道路の幅員や一方通行の有無、周辺道路の混雑しやすい時間帯なども、実際に現地を歩きながら確かめることが大切です。
これらの立地条件を事前に整理しておくことで、候補となる土地を効率よく絞り込むことができます。

次に、候補地の価格が周辺相場から大きく外れていないかを確認することが大切です。
その際には、国土交通省が公表している公示地価や都道府県地価調査の基準地価を参考にしながら、高松市および多肥エリアの水準を把握します。
あわせて、国土交通省の不動産取引価格情報検索システムで、近隣の取引事例がどの程度のm²単価・坪単価で形成されているかを確認すると、より具体的な目安が見えてきます。
公示地価や取引事例は個別の土地条件とは必ずしも一致しませんが、相場感を持つことで、価格交渉や購入判断がしやすくなります。

最後に、購入予算や住宅ローンの返済計画も含めた総合的な検討が欠かせません。
自己資金と住宅ローンの借入可能額から土地に充てられる上限を明確にし、建物本体費用や外構工事費、諸費用を差し引いたうえで、無理のない土地価格帯を設定することが大切です。
また、多肥駅開業時期や今後数年の地価動向も踏まえ、いつ購入するのかというタイミングも含めて検討すると、長期的な家計への影響を抑えやすくなります。
こうした視点を整理しながら、多肥エリアの中で家族構成やライフプランに合った土地を検討していくことが重要です。

確認項目 主な内容 チェックの目的
立地条件 駅徒歩分数・通学区・道路状況 毎日の利便性と安全性の確保
価格相場 公示地価・取引事例の比較 相場とかけ離れた価格の回避
資金計画 予算配分・ローン返済計画 長期的に無理のない返済

まとめ

多肥駅の開業計画により、多肥エリアの土地価格は今後も一定の注目を集めると考えられます。
現在の地価水準やこれまでの推移を押さえつつ、駅からの距離や道路状況、用途地域などを丁寧に確認することが、後悔しないマイホーム計画の近道です。
当社では、公示地価や取引事例を踏まえた相場の整理から、予算に合わせた土地探し、購入タイミングやローン計画まで一緒に検討いたします。
具体的な価格やエリア選びでお悩みの方は、ぜひ一度お気軽にご相談ください。

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